心理カウンセラーってどんな仕事?

心理カウンセラーの仕事は、悩みをもち、どのように生きたらよいのかわからなくなって助けを求めている相談者(クライアント)と向き合って、クライアントの心の叫びに耳を傾けることから始まります。

 

カウンセリングを行うにあたって、心理カウンセラーは、まず、クライアントの置かれた状況や、おおよその心理状態を把握する『インテーク面接』を行います。『インテーク面接』の目的は、次のとおりです。

 

1.言語的情報収集…クライアントの氏名・年齢・家族構成などの基本情報、置かれた状況(生活/学校・会社、人間関係など)を把握する。

 

2.非言語的情報収集…話し方や動作(歩き方、座り方、話し方)から、クライアントを観察する。

 

3.関係性をつくる…クライアントが安心して話ができる環境づくりをする。

 

 

『インテーク面接』は、カウンセリングの方向性を決める大切な機会。この後、心理カウンセラーは、クライアントの心の叫びに粘り強く耳を傾け、時には共感し、時にはアドバイスを与えるなど、臨床心理学に基づいたさまざまな技法を駆使して、カウンセリングに当たっていきます。

 

カウンセリングによって、クライアントが、悩みや問題解決の手がかりを見い出す手伝いをすることが、心理カウンセラーの重要な役割です。

 

一方、心に問題を抱える人には、うつやパニック障害、適応障害など、さまざまな精神疾患を抱え、精神科や心療内科に通院・入院治療を続ける患者さんも少なくありません。

 

この場合、心理カウンセラーは、医師との連携によって、これらの患者さんのカウンセリングを行うこともあります。心理カウンセラーは医師ではありませんから、薬を処方したり、入院治療が必要、などの判断を下す医療行為を行うことはありません。

 

けれども、向精神薬などの投与に偏りがちな精神医療の世界で、薬剤に頼ることなく、カウンセリングによって心の問題の解決を図る心理カウンセラーの存在が、高く評価されるケースも少なくありません。