心理カウンセラーとは?

自殺者は毎年3万人前後。誰しも、ストレスから、いつ、うつ病やパニック障害などの精神疾患に陥っても不思議はないのが、現代の日本社会です。

 

そのような状況のもと、さまざまな心の問題を抱え、生きにくさに苦しむ人は少なくありません。小学生からお年寄りまで、あらゆる年代に、救いを求める人々が数多く存在しています。

 

心理カウンセラーとは、このような問題とともに相談に訪れた人々(=クライアント)を、カウンセリングによって、問題解決の方向に導くこと。具体的には、クライアントの心の叫びに粘り強く耳を傾けながら、心理学的知識に基づいたカウンセリング技法を用いて、的確な助言や励ましを与えます。

 

カウンセリングを通して、クライアントが不安や心の枷をみずから取り除いて苦悩から解放され、問題解決に前向きに取り組むことができるよう、心の準備をしてあげるのが、心理カウンセラーの仕事の核心です。

 

心理カウンセラーの主な仕事場は、次のとおりとなっています。

 

1.病院・クリニック…精神科・心療内科の医師と連携し、治療の一端としてカウンセリングを担う。

 

2.保健所・社会福祉施設…児童厚生施設・児童相談所・母子生活支援施設・老人福祉施設ほか。入所者、保護者へのカウンセリングを担当する。

 

3.教育機関…スクールカウンセラーとして、小・中・高校、大学のカウンセリングルームに勤務。生徒だけでなく、教師や保護者、または生徒と親など複数の人間が対象となることも多い。

 

4.企業…カウンセリングルームにおいて、社員のメンタルケアを担当する。

 

5.司法…少年更生施設・家庭裁判所・刑務所などで、受刑者へのカウンセリングを行い、更生の支援を通して社会復帰を目指す。

 

これらのほか、精神障害を経験した人の就職相談、離婚カウンセラー、音楽療法士、キャリアカウンセラーなどがあります。現在、心理カウンセラーの就労形態としては、フルタイム就労は少なく、短時間の非常勤勤務が多くなっています。