心理カウンセラーの今後

心理カウンセラーは、カウンセリングという職業上、どうしても意識が内へ、内へと向く傾向があります。目の前に人に対して信頼を築き、その人の中にある答えを共に探すためには、とても大切なことです。

 

しかし、私達の外側を取り巻く社会に対してカウンセリングの必要性を訴えたり、自分達からネットワークを作り、世の中の人のフィードバックを受けることも同じくらい大切なことなのです。

 

アメリカの心理カウンセラー達は、社会に対して常に訴えかけ、自分達で実施する社会活動にも積極的に参加し、ネットワークを持って世の中と関わることがカウンセラーとしての使命だと考えています。アメリカと、日本の心理カウンセリングの状況には大きな違いがあるといえるでしょう。

 

必ずしも、大学で心理学の学術的な知識を持ち、資格を取得することだけが、心理カウンセラーの適正だと思いません。特に心理カウンセラーは知識だけでなく、しっかりと目の前に人間に寄り添う「心の力」が不可欠だと考えています。

 

私は、一度でも悩んだことがある人は、素晴らしいカウンセラーになることが出来ると考えています。知識をいくら持っていても、人に寄り添うことが出来なければ、本当に世の中に求められる心理カウンセラーにはなれないと思っています。

 

近い将来、日本でも、会社帰りに気軽に立ち寄り、仕事や家族とのトラブルを話せるプロの心理カウンセラーが滞在する「カフェ」が出来ると考えています。がんの告知を受け、手術を目前に不安になっている友人のために沢山の人がお金を出しあい、ギフトを贈る時代になるでしょう。

 

家族の問題、仕事のストレスの問題に本当の意味で向かい合うカウンセラーがあなたの街にも一人ずついること。今後、心理カウンセラーの需要は益々高まっていくと考えられます。